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さて早速前回の続き、、、
播州の庭リフォーム、いきなり完成編です。
前回までの写真の状態では一体全体何をどう?
と疑問符だらけの怪しい状態だったと思いますが、
さぁ出来て見た感じ、如何なものになるでしょうか。
という訳で夕方に工事が一段落付いた所で道具を片付けて写真モード。
自分自身が庭づくりの職人として動く時には、
外構工事の現場管理的な立場と違って、、、
汚れた手でカメラを触るのも気が引けますし、
というよりも一心不乱でそんな気持ちも忘れ、
施工過程の写真はほとんど残りませんが、
今回は休み休みの工事だったので結構写真があった方です。
そして今度は一気に飛んで、完了写真です。
こんな感じになりました、、、

どんな感じでしょうか。自己評価的にはなかなかスッキリといい感じに出来たかと思います。
施工前の写真と比べても、劇的にスッキリさっぱりと垢抜けたのでは。
それでいて、古い庭にそれ程違和感なく馴染んでいるかと。
まぁ季節的に周りの木々が芽吹いて借景が良くなったのと、水を撒いて、カメラを構える気合が違いますので、、、
その分の差も無くは無いですが。。。
ちょっと下から目線で、、、

着工した2月中旬では落葉期でぱっとしなかったモミジの木もすっかり新芽の紅葉を迎えています。
完成まで2ヶ月かぁ、、、材料選定運搬から作業時間をぎゅっと詰めると3,4日程度ですが、、、
工期的にはこちらの都合次第という事で凄く甘えさせてもらいました。。。
ちなみにこのモミジ、凄く気に入ってもらいました。
既存の庭では落葉樹というと、、、切詰められてコブだらけになったサルスベリ、
そして渋い色の紅シダレモミジはありますが、、、これまた意味も無く植木屋さんに切詰められ、、、
きっぱり言いますがこれは植木に愛情のある仕事ではありませんね。
という空間で半世紀以上は過ごして来た訳で、こんなに伸び伸び枝を伸ばすモミジを見るのは新鮮だったようです。
何より、モミジの新芽が紅葉しているという事すら知らない程で、心配していました。。。
確かに実際ちょっと新芽の紅葉がしつこい個体ですが、、、大丈夫です間違いなく新緑に変化してきます。
さて問題の古板石のテラス、、、

前回の仮置きしている写真と比べて明らかに一ヶ所変わった部分があります。
基本的にラフな割り放しのままで並べようと思ったのですが、あまりに面白くないので一枚切断しています。
その一ヶ所、小割りな部分が出来ただけでも劇的に雰囲気は変わるものです。
御影石は加工しやすいので、ちょっとした専門道具があれば一瞬の作業です。
そしてラフに開いた目地には、周囲と同じ砂利の細目を入れて化粧。
本当は周囲も含め、もう少し板石の側面を見せて厚みと重量感を見せた方がいいのですが、
底が歪な板石を感覚と気合の土決め(土をつき固めて固定)していますので、ある程度食われる事も想定して多めに。
古い板石は白系とサビ系の二色が混じっていたのですが、これも逆に面白い具合になったかと。
反対側から、、、

現場に石臼がもう一つあったので、ちょっとオブジェ台に。そして早速水鉢を置かれていますが、、、
これなら許せる雰囲気でしたのでそのままに撮影。
板石が1枚余ったので、飛石側のレベルで1枚沿え、
花壇土留めの延石の終点が唐突に感じましたので、一応仕入れておいた小豆島庭石の小さなものを沿えました。
基本的に、こういった小さな植え鉢スペースをつくるのは好きですね。
また今度は好きな山野草でも植えてやろうかと、そのままにしておいてもらおうと思います。
入口側から見て、、、

この飛石の空間を全体的にスキ取って砂利敷き仕上げにしています。
使用した砂利は、私の大好きな御浜砂利。水を打つと特に凄く上品な艶が出るんですね。
全体部分に2種類、板石の目地部分に1種類と、3種類の粒の大きさをブレンドしています。
ただ角の立った砕石砂利でなく、海川の玉砂利なので踏むと動き易いのだけは要注意です。
そして唯一ちょっと浮いているかなぁ、、、と思う部分、サビ色が目立つ伊勢ゴロタ石の部分ですが、
写真左手は昔は池だったのですが水が漏れるようになって砂利で埋めて枯れ池にしているのですが、
そちら側へ雨水が流れるよう、池の護岸の石を外して隙間を開けて据えなおし、
隙間を水が流れるよう、大き目のゴロタ石で化粧しています。
袋詰めで簡単に手に入る自然な割石があればいいのですが、、、毎度毎度の伊勢ゴロタ。
ちなみに枯れ池、これは埋めすぎだろう、と思いますが、、、また次回何とかしてあげたい所。どちらも砂利になったし。
反対側から、、、

ここまで工事をした訳です。
先程の伊勢ゴロタ部分は既存の覆い茂ったタマリュウを毟り取ったのですが、こちらは置いておきました。
そして左手は小豆島庭石で簡単土留め。
とにかくこの飛石空間が砂利で一体感が出ていますので、凄く広くなった感じがします。
まだ植栽の入れ替えもしていたり、、、

ちょっと薄暗くなっているのと、背後の景色が煩いので分かりにくいですが、、、
写真手前の庭石の背後の植木もリフォームしてみました。
既存は大きく不恰好になってしまっていたイブキの木と玉ツゲ、、、
前栽の通路を挟んだ背後にもキンモクセイなど鬱蒼として被っていましたので、
思い切って、こちらも伐採抜根して、私好みの雑木風にアレンジしてみました。
とは言ってもその部分が浮いてしまわないような配植を心がけ、
左手は山採り物のダイナミックに暴れ枝垂れたミツバツツジ、その側にソヨゴを合わせました。
裏側から、、、

どう撮っても分かりにくいですが、、、凄くいい感じなんですね。
枯れ池に枝垂れるようぐっと前のめりに傾けたミツバツツジの背後空いた間抜けな空間を、
片側に枝を伸ばしたソヨゴが補完しています。
その他色々な角度から、、、

いつもの事ですが色んな場所から、しゃがんだり登ったり、、、時間が許すまで撮影タイム。。。
我ながらなかなかいい出来栄えだと、自画自賛。。。
しかしこの庭、私が大学に出るまでの18年程過ごした庭ですが、、、
全く別の世界を経て私自身が手を加える事になろうとは、誰も思っていなかったでしょうね。
ただ小学校の頃から見よう見真似で玉ツゲを剪定したりとか、、、毎年の毛虫駆除は私の命を懸けた仕事でしたね。
今思えばサザンカやマツに、これでもかと液が滴る程にキンチョールを掛けていました。。。
薬害とかで枯れる事無く今も元気でなによりですが、、、生涯殺傷毛虫数には自信がありますよ。
とにかくその頃から今に至る傾向はあったのですね。
最後の一枚、、、

狙い通り、上空を彩るモミジ、そしてその下、庭石をかすめるソヨゴ。
私の重要視する気勢を感じる空間が出来ました。
その向うには典型的な和の木、仕立て物のマキやサザンカがありますが、、、案外ミスマッチではなかったです。
既に綺麗な新芽が出てきたソヨゴ、これから独特のゆっくりとした流れで、この窮屈な空間でどういう成長を遂げるか、
そしてモミジ、南向きの庭ですので、丁度テラス側が西日方向となり、そちらに向かって枝をぐんぐん伸ばし、
いずれはテラスの上空を覆う事でしょう。
ちなみにテラスといっても、正直西日がきつい空間ですので過ごす事はないでしょうが、、、雰囲気が重要。
そして私の祖母もまだまだ元気ですので、このモミジの秋の紅葉、そしてまた来年の新芽の紅葉と、
まだまだ何度も四季の移ろいと成長を縁側から眺めてくれる事でしょう。
とにかく私の経歴を見てもらったら分かるように、周囲を心配させる程の劇的な転身をしてますからね。
私自身には確信があっての事ですが、、、まぁやっと少しは心配を掛けた分の穴埋めが出来たかと。
という感じの、今回は特に思い入れの強い、乱筆長文、、、姫路市Y様邸の庭リフォームのご紹介でした。
投稿者: 日時: 2009年04月23日 21:05|HOME |2_4. 庭彩的雑感 61~80, 施工例 庭園リフォーム 姫路市Y様邸 |画面上へ
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