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2009年02月17日  「 和モダンな坪庭 」

和モダンな坪庭

2/9日のブログで少し紹介していた坪庭の紹介です。

さて今回の坪庭、
お世話になっている播州建創様からのご依頼、

設計としてジョイントさせて頂いたり、
逆に工事部門としてもジョイントして頂いたり、
更には職人として坪庭づくりなんかもさせて頂いていますが、

今回は姫路の某高級住宅街の高台にそびえる素敵なお住まい、
そこにコンクリート打放しのアーチや白玉砂利のアプローチと、
高級感溢れつつも嫌味の無い上品な外構が完成し、

設計から参画させて頂いていたのですが、
最後の味付け、坪庭部分もお任せ頂き、
お施主様だけでなく色々な方の期待を背に受けつつ、、、

庭ばっかりは、とりあえず材料を揃えて、
正直やりながらイメージしていくスタイルなのですが、、、
結果ご期待通りのとてもいい演出が出来たのではと思います。


まず門周り全体の写真から。

コンクリート打放しのアーチに和モダンな坪庭

見事なコンクリート打放しのアーチ、そしてアプローチは白く輝く白玉砂利の洗出し、、、凄く綺麗な施工ですね。
その足元、磨きの黒ミカゲの延石で囲った花壇内に坪庭を作庭した訳です。


真正面から見るとこんな感じ。

コンクリート打放しのアーチに和モダンな坪庭

アーチの左右を、シンプルに、且つちょっとモデル的に魅せる坪庭。
中国産の六方石のオブジェに樹脂竹、白川砂の枯れ流れに苔の浮島。
そして奥から覗く、中低木のチラリズム。


反対側から見ると、、、

コンクリート打放しのアーチに和モダンな坪庭

奥の植栽が、ダイナミックに、絡みつくように、コンクリートの壁面を飾ります。


それではちょっと詳しく解説、、、まずアーチの左から、、、

コンクリート打放しのアーチに和モダンな坪庭

メインとなっているのは、この中国産六方石のオブジェ。
断面が黒い中国産の六方石の頭と角を磨いて、艶々に黒光りさせてある、とても印象的な姿、
まず石材屋様に素材探しに行ったのですが、このオブジェを見たら、もうこれしか考えられず、、、
ちょっと無理を言って入れてもらいました。

全くの自然素材でなく、少し加工の入ったオブジェ的な材料、、、
こういった素材そのものに意匠があるものを使うのは生かすも殺すも、、、正直プレッシャーはありますが、、、
ちょっと捻った長い二本が安定感が出るよう寄り添え、全体にシンプルに、敢えて直立、如何でしょうか。


そして対岸、アーチの右から、、、

コンクリート打放しのアーチに和モダンな坪庭

通常では六方石のオブジェだけでも十分かもしれませんが、、、
今回はこの区画の一等地、モデル的な演出という事で、樹脂製の竹を添えました。
これはなかなか正解でした。

あとは白川砂で枯れ流れ的に土壌の表面を化粧し、山苔で浮島をつくり、
そしてちょっと黒竜(黒い葉のタマリュウ)を所々に添えてみました。


そして気になる中のスペース、、、

コンクリート打放しのアーチに和モダンな坪庭

ここはコンクリートの壁面に挟まれた三角のデッドスペースになっており、、、
排水性も考慮して、土壌をダイナミックに盛り上げ、山苔でカバー。

そして自分自身最も拘りの強い、葉と枝の流れによる演出、、、
メインは壁面に絵をつくる枝垂れモミジ、「琴の糸」という繊細な細葉の青枝垂れ、

もちろん写真のように今は落葉していますので、年中楽しめる景色づくりとして、、、
目線を飾るのは繊細な枝葉のハイノキ。ほぼ日陰となる日照条件的にもいいかと。
そして足元は低木のアセビ。


正面から見ると、、、

コンクリート打放しのアーチに和モダンな坪庭

実際には三本の木が重ならないよう、このように振り分けられています。
シダレモミジは通行の邪魔にならないよう壁面に沿ってダイナミックに枝を伸ばし、
ハイノキとアセビは逆に、道路に向かって壁面を巻き込むような枝の流れ。

そして足元はシンプルに、苔のみ。奥の方を貼るのは非常に大変でしたが。。。


更に横から、、、

コンクリート打放しのアーチに和モダンな坪庭

この写真は朝に撮ったものですが、北北東あたりを向いているので、
朝の一瞬光りが差す以降は、高い壁面の足元という事もあり、ほぼ日陰。
風通しも良いので、リクエストに応えて苔を使用。

白い白川砂には、黒くてちょっと長い葉となるコクリュウを添えました。

ちなみに花壇に使用しているのは磨き仕上げの黒ミカゲ、
足元に3列並んでいるのはバーナー仕上げの黒ミカゲ、
この写真には写っていないですが、右に立っている石柱はノミ切り仕上げの灰色ミカゲ、、、適材適所でモノトーン。


最後の一枚、、、

コンクリート打放しのアーチに和モダンな坪庭

私が最近よく使用している樹脂製の竹、2色を混ぜてあります。
もちろん土の下の方できちんとモルタル留めしてある訳ですが、今回は全てにシンプルな直立、、、
見る角度によってちぐはぐな立ち方だと不細工ですので、色んな角度から睨みつつ、、、
なかなか根気の要る作業ですよ。


最初の写真に戻って見てもらえると分かると思いますが、
右からくるミカゲ石柱の流れを竹が引き継ぎ、対岸から六方石の流れが交差する、
そんな感じ。

個々は直立で静的な中にも、全体的に躍動的なウェーブ感を持たせ、、、
そこにダイナミックな枝葉による演出も絡めた、、、

今までの自然石を用いたナチュラルな坪庭とは少し異なる、
モノトーン調のシンプル和モダンな雰囲気、

こんな坪庭は如何だったでしょうか。

投稿者: 日時: 2009年02月17日 20:43|HOME |2_3. 庭彩的雑感 41~60, 施工例 坪庭 姫路市F様邸 |画面上へ

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