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私がいつもふれている光と影の演出、
今回は特に影が投影する演出に限定した写真より。
そもそも物体は光が当たって影が出来、
そして立体的に見える訳で、
それは例え設計図面のパース図であっても、
影が無いとおもちゃのような絵になり、
実際の景色を見たり庭園を見たりする場合でも、
日に照らされた部分があり、
逆に言うと遮られ影となった部分がある訳で、
さらに樹木等があると、風による揺らぎに互いが動き、
木漏れ日、とか、意識せずとも自然とそういった景色の中に、
人は癒しを感じたりしている訳ですね。
それはたとえ日照りの中の枯山水であっても、砂利が描く紋様の影が流れを作り、
そこに石組みや苔が織り成す陰影が、更に時間や天候による刻々の変化が、目を楽しませてくれている訳です。
それは主景となるアイストップのオブジェを中心に、
シンメトリー(左右対称)で広々とした芝生を典型とする西洋的な感覚の庭と比べ、
見え隠れの要素(木に隠れたその向こうに水鉢がある、というような)で、
アイストップとなる構造物のその向うに、主景となる部分が見え隠れする事を好む、
想像力豊かな、日本人独特の、DNAにかかれている、共通した感性の部分だと思います。
たとえ一般的な洋風外構を設計する時でも、ちょっとアプローチを蛇行させたり折り返したり、
決して西洋的な空間に無い概念という訳ではないですが、、、
これは結局日本的な感性に基づく日本人らしい洋風外構なんだろうなぁ、とかも思います。
さて書いているうちに話が少し逸れてきたように思いますが、、、
私がカメラを向ける景色は、私自身鑑賞する上でも素敵と思う部分で、
その景色づくりを陰で支えている、まさしく「影」を主体とした写真をどうぞ。
先日ちょっと撮影していた事務所ガーデンの景色より。
生野石の石柱に投影されたハイノキの鋭角な影。

同じくこちらはコハウチワカエデの影、少し和の雰囲気。

こちらは津軽石の飛石を使った腰掛スペースに落ちるソヨゴの株立ち。

建物のレンガタイルを飾るアセビの影。

更にもう一枚、影と実物の共演。

順調に築山をカバーしつつある斑入りのタマリュウ、そしてデッキ材のスリットフェンスから漏れる光と影。

カーテン越しに楽しむ影絵。
過去のブログにも掲載していますが、ちょっと配植が変わって雰囲気もかわりました。
左からハイノキ、ヤマボウシ、コハウチワカエデ、アセビ、、、懐へ懐へ。

続いて、いつもお世話になっている播州建創様の事務所ガーデンより、
そういえば、過去に影を狙って撮影していたな、、、と思い出して引っ張り出してきた写真。
撮るだけ撮って、お蔵入りしてしまう写真が日々膨大にある訳で。。。
繊細な塗装仕上げの塀、その凹凸の影がつくる模様に、更にモミジの影が斜めに落ち、

更に塀のてっぺんには、鮮明なモミジの葉が焼き付き、

社長自作の素敵な和の空間より、シュロチクの影が延び、
タイルテラスにもう一度鮮明な景色を形成しています。

さて、という訳で、影を主体とした写真でした。
何も木漏れ日の庭だけが全て、という意味でなく、、、
土間主体のオープン外構であっても同じ事で、
なんらかの構造物の光と影の変化があって、意識せずとも少し印象に残ったりする瞬間があり、
それをよく付きとめてみると、このように影の演出が何処かにあるのではないでしょうか。
投稿者: 日時: 2008年11月26日 21:44|HOME |2_3. 庭彩的雑感 41~60 |画面上へ
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